• 素粒子チタンREDOXハイブリッド触媒

※ 本ページ内では、表面処理を分かりやすく伝えるため、一般的な慣用表現として「コーティング」という言葉を用いる場合があります。

ただしREDOXは、樹脂や被膜、白色粒子を表面に固定する一般的なコーティング技術とは異なり、目に見える膜や粒子層を形成しない非粒子・非膜型の表面環境制御技術です。

“見えないはたらき”で、汚れが定着しにくい表面へ

ガラス、金属、樹脂、塗装面──あらゆる素材は時間とともに、

・水垢  ・ほこり・花粉 ・油膜 ・菌・カビ由来の汚れ ・大気中の付着物によって、少しずつ汚れていきます。

従来のコーティングやいわゆる「超親水性セルフクリーニング」では、一時的に見た目が改善しても、長期的な“汚れにくさ”“付着しにくさ”には限界があるのが実情です。


なぜ一般的な「光触媒+超親水性」は

防汚として十分とは言えないのか

超親水性 = 汚れにくさ、ではない

多くのセルフクリーニング塗料では、「水が膜状に広がり、雨で汚れを流す」という仕組みが説明されます。

しかしこの水分が残留しやすい状態は、汚れが広がりやすい、水垢が残りやすい、微生物由来の汚れが定着しやすいといった課題を生む場合があります。


実際には“バインダーの性質”で親水性を出しているケースも

多くのコーティングは、光触媒成分そのものではなく、**バインダー(接着剤)**によって基材に固定されています。

このバインダーが親水性材料(例:シリカ系)である場合、「光触媒が親水化している」のではなく、接着剤の性質によって水が広がっているというケースも少なくありません。

そのため、「光が当たれば親水になる」「雨で自動的にきれいになる」といった説明が、使用環境によっては十分に再現されないことがあります。


REDOXが考える“防汚”の本質

― 付着させにくく、残りにくい表面環境 ―

素粒子チタン REDOX は、水に頼って汚れを流すのではなく、

そもそも汚れが定着しにくい状態をつくる

という考え方を重視しています。


REDOX処理面で起こりやすい変化(整理)

性質・傾向 説明
水分が残りにくい 水膜をつくりにくく、水垢が定着しにくい
静電気が溜まりにくい ほこり・花粉・微粒子を引き寄せにくい
有機物が蓄積しにくい 汚れやニオイの原因物質が残りにくい
非膜型 剥がれや白濁が起こりにくい

※ 強い反応で汚れを「その場で分解する」ことを目的とした技術ではありません。


「洗う」よりも「付きにくい」ことを重視

REDOXは、

  • 雨に頼らない

  • 強い洗浄を前提としない

“付着のしにくさ”をベースにした防汚設計です。

そのため、

  • 軽い水洗い

  • 乾拭き

  • 日常的な清掃

だけで、清潔な状態を維持しやすい表面環境につながります。


よくある質問(FAQ)

Q. 雨が降らなければ意味がないのでは?

A.REDOXは「流す」ことよりも、付着そのものを抑える性質を重視しています。
そのため、雨が少ない環境でも、汚れが蓄積しにくい状態を保ちやすくなります。


Q. 光が当たらない場所でも使えますか?

A.光が十分でない環境でも、表面の付着性・帯電状態の変化により、従来のコーティングと比べて
汚れにくさを感じられるケースがあります。


Q. 透明素材に使っても曇りませんか?

A.REDOXは粒子や被膜を形成しないため、透明性や質感を損ないにくい設計です。
通常使用において、白濁や目立つ変色は起こりにくいとされています。


まとめ

REDOXの防汚とは、洗い流すことではなく、汚れが“問題になりにくい状態”を保つこと。

これが、従来のコーティングや超親水性セルフクリーニングとは異なる、REDOXの防汚思想です。

用途別 防汚の考え方

太陽光パネル・外壁・室内

REDOXの防汚は、**「汚れを落とす技術」ではなく「汚れが定着しにくい状態を保つ技術」**です。

その考え方は共通ですが、用途ごとに重視されるポイントが異なります。


太陽光パネルへの防汚

太陽光パネル特有の汚れ

・砂埃・黄砂 ・花粉 ・鳥糞・昆虫由来の汚れ ・排気ガス由来の油分 ・水垢(雨だれ)

これらは一度付着すると、光透過率の低下 → 発電効率の低下につながります。


REDOXによる太陽光パネル防汚の考え方

REDOX処理されたパネル表面では、水膜が残りにくい、静電気による微粒子の引き寄せが起きにくい、有機汚れが定着・蓄積しにくいといった状態が維持されやすくなります。

その結果、雨や散水で汚れが流れやすい、洗浄頻度を抑えやすい、表面状態の劣化が進みにくいといった長期的な発電性能維持に寄与します。

※雨に頼る「超親水型」ではなく、付着抑制をベースにした防汚です。


外壁・建築外装への防汚

外壁で起こりやすい問題

 ・雨だれ汚れ ・排気ガス・粉塵の付着 ・コケ・藻・カビ由来の汚れ ・塗膜のムラ・色ムラ

外壁では、水分が長く残ること自体が汚れの原因になるケースも少なくありません。


REDOXによる外壁防汚の特徴

REDOXは被膜を作らないため、塗装の質感・色味を変えにくい、剥離や白濁が起こりにくい、経年でのムラが出にくいという特性を持ちます。

さらに、水垢が定着しにくい、微生物由来の汚れが広がりにくい、再汚染の進行が緩やかといった外観維持に適した表面状態を保ちやすくなります。


室内(壁・天井・設備)への防汚

室内汚れの特徴

 ・目に見えない有機物の蓄積 ・ホコリ・花粉・生活由来の微粒子 ・ニオイの原因物質 ・湿気による汚れの定着

室内では**「見た目」よりも「空間の快適さ」**が重要になります。


REDOXによる室内防汚・環境維持

REDOX施工面では、静電気が溜まりにくい、ホコリや微粒子が付着しにくい、ニオイ原因物質が残りにくいといった傾向が見られます。

その結果、空間がこもりにくい、清掃後の状態が長く保ちやすい、日常清掃が軽く済むといった生活環境の安定につながります。

※REDOXは
消臭剤・除菌剤の代替ではなく、環境を乱れにくくする補助的な表面処理です。


用途別 防汚のまとめ

用途 REDOXが重視するポイント
太陽光パネル 光透過を妨げる付着物を抑え、発電性能を維持
外壁 水垢・再汚染を抑え、美観を長く保つ
室内 ホコリ・ニオイの蓄積を抑え、快適さを維持

結論

REDOXの防汚は、洗浄を前提としない「付着しにくさ」の設計。

太陽光パネルでも、外壁でも、室内でも、“汚れが問題になりにくい状態”を長く保つことを目指しています。

 

 REDOX の施工例(ビフォー/アフター)

ガラスの防汚処理

施工例:カーポート屋根

汚れるとすぐにわかるカーポート屋根にREDOXを施工。
きれいにしてから施工して半年後、多少の汚れはあるものの、透明をキープできています。

施工例:浴室の床

黒くカビが生えていた浴室の床をきれいにしてからREDOXを施工しました。施工3ヶ月後もきれいなままキープされ、カビの繁殖が抑えられています。

施工例:車

車全体を半分ずつREDOXとフッ素系ガラスコーティングを施して比較しました。
写真の左側がREDOX施工側、右側がフッ素系ガラスコーティング施工側で、明らかに汚れ方が違います。(別記事「車への効果(フッ素系ガラスコーティングとの比較)」もご参照ください。)

施工例:自動車のボディ

REDOXとガラスコーティングの比較

ボンネットに向かって左側をREDOX、右側をガラスコーティングしてみました。

一ヶ月後、見た目にあまり差は無いようです。

 1か月半(45日)経過しました。なかなか違いが現れないのであれっと思っていましたが、ここ最近の雨でずいぶんと差が出てきたようです。

あまり画面に近づかないでちょっと遠めに見ると分かりやすいかもしれません。
向かってボンネット右側はガラスコーティング、左側がREDOXです。
REDOXの施工面は全く水垢汚れが付着していません。非常に優れたセルフクリーニング機能を発揮しています。

施工例:ガラスでの実験

左側のガラスにREDOX(左下にシールを貼っている方)、右側には何もせずに2ヶ月間放置しました。REDOXを施工した左側に比べて、右側には汚れが多く付着しています。

太陽光パネルにコーティング

山梨県企業局の協力の下、山梨県甲府市の米倉山太陽光発電所で、REDOXコーティングの実証実験を実施しました。

施工テスト(2023年10月 三重県菰野町)

施工実施(2024年5月16日 大阪府松原市)

施工実施(2024年5月17日 三重県志摩市)

締めくくり

汚れや菌・カビ、微粒子の付着は、見た目だけの問題にとどまらず、衛生面や建物・設備の劣化、メンテナンス費用の増加に直結します。

REDOX は、「洗うたびに汚れやすくなる」古いコーティングの常識を覆し、「付着しにくく、落ちやすく、清潔を保つ」新しい防汚のスタンダードを提案します。

ご関心のある方、ご質問や施工をご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。

※ 本ページでは便宜上「コーティング」という表現を用いていますが、REDOXは実際には、膜や粒子で覆う処理ではなく、表面環境を穏やかに整える非膜型の表面処理技術です。